第51章 original~投獄篇~
「胸はあるにこしたことないものねぇ〜少し邪魔だけど」
ルキアのいじけた声も聞こえてきた
「アンタ、ポインティのこと、好きなのよね?」
さっきまで散々ふざけてた乱菊さんが話題をまた振り出しに戻した
「どうなのよ?」
「……弱りましたッスねぇ。好きッスよ。昔も今も」
「きゃぁぁ!ねぇ、聞いた??聞いた???」
「ハイ、聞きましたよ……」
「ねぇ、あの子のどんな所が好きなの??」
「えぇどんな所……ッスか??」
「そう、どんな所よ??性格とか、顔とか、」
「好きな所……」
耳を塞いでいるけど、ちょっと気になってしまう
この心臓の高鳴りはなんなんだ、走った後くらいの脈の速さだ
「好きな所……パッと言うのは難しいッスねぇ」
「はぁ??」
「嫌いな所は一つもありません。」
「……なによ、ありすぎて答えられないって?」
「まぁそんなとこっス〜」
「はぁぁ〜なんか腹たってきちゃった!!」
「もういいっすか?乱菊さん、帰りますよ」
「一つだけ。アンタ、いいの?こんな所いて。このままだとポインティ、最悪死刑よ?…こんだけの人殺しておいて追放で済むわけがないじゃない。……ま、あたしはあの子が殺った、なんて微塵も思ってないけど〜?思う方が馬鹿だと思うし?無能よねぇ中央四十六室も。」
「乱菊さん……」
「あんた達は勿論、ポインティが無罪だって思ってるんでしょ?」
「はい、ポインティがあんなことするはずない」
「俺たちで真犯人の情報を早く掴んで、とっ捕まえないと!」
「なに?まだ真犯人の情報掴めてないの?」
乱菊さんが心底驚いた声を出した
「松本副隊長!それはつまり、真犯人の情報を知ってるっていうことでしょうか!」
「さ〜どうかなぁ〜」
「松本副隊長、教えてくださいッス、何か知ってることがあるのなら。」
喜助さんの真剣な声だ
「…私だって、隊長に誰にも言うなって言われてるし……」
「日番谷隊長が?」
「ええ、そうよ。あたしと二人でずっと調査しているもの。」
すると乱菊さんはズカズカ歩き、部屋の前に来た
「ほら、やっぱりここじゃない」