第22章 崩玉の制御
私は久しぶりに尸魂界に来た。
隊員たちの様子を見たいと思ったからだ。
「……っ!?」
「隊長?どうかしたんッスか?」
尸魂界に入った瞬間、私は溢れる霊圧に驚いた。
制限されていた霊圧が解放されたからか、霊子に満ちたこの場所故か
両方か
『気になる?』
「……直子さん?」
「直子って……虚っすか?」
内なる虚の直子さんの声がした
『答えは両方。そして、それにより崩玉が覚醒したのよ……凄まじい力を放っている。』
「え、うそ?!」
『落ち着きな。当社比よ。融合が進んだわけではない。でもこの様子じゃ藍染の所にある崩玉、あれは隊長格の程の霊圧当てると一時的に完全覚醒するんじゃないかしら。』
私はその言葉に驚いた。
「………私、そのこと浦原さんに伝える。」
「隊長?」
「東雲四席は隊舎に戻っていいわ。夜8時にはリンにこっち来るようにって伝えて!」
「えぇ…了解っす」
私は現世に戻った
「浦原さん!浦原さん!」
家へ入った時、凄まじい霊圧を感じた
思わず外に出る。
通信機が鳴る。
「さぁて、行きまショウ」
深く帽子を被って出てきた浦原さん
「え?浦原さんが!?」
「ハイ、行きます。」
「おー頼もしい。」
私たちは霊圧が3つ固まっている場所へ向かった
「おっとこれはこれは~」
触手のようなものに囚われる先遣隊。
乱菊さんが殺されようとしている。
「乱菊さんが!」
「まずいっすね~」
浦原さんが抜刀し、紅姫の斬撃を放ち、間一髪乱菊さんを守った。
「いやァ~、間に合った間に合った。危なかったっスねえ~」
「…誰だよキミ」
憎しみのこもった顔で睨む破面。
「あ、こりゃどーもご挨拶が遅れちゃいまして。浦原喜助、浦原商店ってしがない駄菓子屋の店主やってます。以後お見知りおきを。」
彼の霊力に当てられたのか、破面が突如飛び掛ってきた。
「氷月!」
咄嗟に作った氷の壁は崩れ落ちた。
「へぇ 随分変わったヒトが居るじゃないスか」
「アーーー」
声を発した途端、ゴォォォォと爆発が起きる。
浦原さんは私の前に立ち、攻撃を防いだ。
衝撃は強く、足に力を込めなければ吹き飛ばされる程だ。
「いやァ ビックリしたっスねぇ。何スか今の技?見たことない技だ……」