第12章 君の全部を教えて...
「智、今日はどうしたの?」
大きな澄んだ目が、俺を見る。
何もかも
俺の小ささまで、全部、見透かされそうで、
俺は慌てて眼を反らす。
「..どうしたって、何が?」
(なんだよ!!声が裏返っちゃったじゃん///)
すると、翔ちゃんは、
俺の頭を抱えて、頭突きしてきた。
それも、結構な強さで。
「痛っ!なにすんの!?」
「フフッ、目が覚めるようにさぁ♪」
「俺、別に寝てないし....」
すると今度は、
俺の後頭部を抑えて引き寄せると、
おでこをくっつけて、
「だって、俺のこと見てないもん(^^)」
「........」(...もん..ってさ...)
「......」
そのまま、見つめあう。
大きな丸い目の中の、
少しグレーの瞳に、吸い込まれそうだ。
「.......」
「奥の二人~。お楽しみ中のとこ、
なんですが、着きましたよ~♪」
潤くんの声で、俺はハッとして目を反らせた。
きっと、翔ちゃんは、
俺のこと..いろいろ、
小さいことでうじうじしてる、俺の中、
分かってるんだろうな。
......前はこんなじゃ、なかった気がする。
ニノが言った、
『俺が変わった』っていうのは、
こんなところなのかもしれないな。
その日は、定休日で、
店の外にはファンの子も、お客さんもいなかった。
相葉くんとそっくりのお母さんが、
嬉しそうに俺たちを招き入れてくれた。