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第15章 大切な人


『ていうかこんな麻縄どこにあったの』

「あ?前に俺がお前の修学旅行土産で太宰用についでに買ったやつだろ。家にあったの思い出していい使い道を思い付いてな、実は前々から考えてはいた」

『なんでそんな事考えてるの!?』

「言ったじゃねえか、俺の趣味だって。お前いじめ抜いて色々教え込むのほんと楽しいわ、見てていい顔してくれっし」

中也の言葉からは隠そうとしてはいるのだろうけれど少し下心のようなものが感じ取れた。
…嫌なわけじゃない、けど恥ずかしい。

それに趣味って…

そこまで考えて気がついた。
あ、これ前に一回忠告された事あるやつだ。

『……太宰さんが言ってたのってこういう事…』

「あ?なんで今あんな野郎の名前が出てくんだよ」

『ち、中也に縄なんか渡してみろ、そしたら何されるかわかったもんじゃない……みたいなニュアンスの事言われてたような気がする。…中也、本当はどんな風にしたいの?……さっき、みたいなの?』

「……今でも十分お前には満足させてもらってるさ。ただ…俺の好きなように身体に色々と教え込んでいきゃあお前はいくらでもいい顔になっていくからな。徹底的にやってやりてえなと思う事はわりとある」

徹底的に?
え、待って、普段からあれで手抜いてたってこと?
あれで手加減してたって…

『じ、実はこういうの、好き…?私がおかしくなってるの見て楽しんでる?』

「実はも何も、俺は前々からお前があられもねえ表情したり女の顔になるのが堪らねえと思ってるしな。おかしくなってるっつうか、気持ちよくなってんのもいいし……あとイかせてもらえずに半泣きになってんのも可愛い」

『お、鬼!!!』

「最後までした時点でもう我慢する気ねえよ俺は…それに言っただろ?覚悟しとけって。その気になった俺がお前に甘くねえって分からせてやるよ」

な、なんでだろう逆に清々しい。
恥ずかしい事暴露されてるはずなのに。

しかもまたこの表情が堪らない。

『…………かっこいぃ…』

「…あの、声に出てるんすが」

『!!!あ、あああの違くて!!中也がそうなのはいつもの事なんだけど…じゃなくって!!!違くないんだけど違「決めたわ、今日お前調教コース決定」な、何するつもりですか!!?』

「……ちょっとな。渡されたっつうか…押し付けられてる面白そうなもんがあるんだよ」

中也がニヤリと口角を上げた
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