一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第50章 年下男子はお嫌いデスカ?(二口堅治)完結
手を握ると肩が揺れて
またあの困った顔になる
断る言葉を探されてる様で辛い
それよりも
「…まだその片想いのヤツに未練あったり?
心折れないッスね~
諦めた方が楽なのにさ」
『…そう、だよね…』
困った表情の奥にある未練が
「…冗談だって!
そんな顔すんなし!
アンタの酒の匂いで俺も酔ったかな?
忘れてクダサイ
なんか軽く作って行くから
気が向いたら食べて元気になって
また…美味いコーヒーでも
飲みに来てくださいねー」
俺の心臓を掻きむしる
布施さんから離れて
買って来た材料を広げ
「スープ作っときますから
腹減ったら適当に
この麺でもブチ込んで
温めて食って下さいね~
飲み物もなるべく取って
…あ!酒以外ッスよ!
お茶とか100%のジュースとか
冷蔵庫入れておくんで」
振り向かない背中に話し掛ける
離れたのは俺なのに
冷えていく身体が
飯の匂いに上書きされる匂いが
憎くて辛くて苦しくて
近付きたいけど近付けない距離に
藻掻くしか出来ない