第27章 幸せになりたい《チョロ松END》
そのときは、特になんとも思わなかったけど……
今その言葉をきくと、やっぱりもやっとするなあ……
さくら「チョロ松くんって、どういう子が好きなの?」
おそ松「あー、それ俺も気になる! おまえ、好きなタイプとか全然教えてくんねーし、そういう話になるといなくなっちゃうんだもん」
チョロ松「え……あはは、それって答えなきゃだめ?」
だめ!とおそ松くんと『わたし』が声をそろえて言う。
と、そのときだった。
チョロ松くんの目が、わたしのほうに向いた。
「え……?」
ここにいるはずのないわたしの姿を、チョロ松くんだけが認識していた。
そして、チョロ松くんは、冷たい声で、
チョロ松「さくらちゃんみたいな女の子は、絶対にむり」
と、言った。
そして、チョロ松くんは、わたしに背を向けて去っていく。
わたしは、彼の背中にむかって手をのばした。
「まって……!!」
まって、まって、まって!!
まってよ、チョロ松くん!
置いていかないで……
わたしを、嫌いにならないで……
なんでもするから。
意地悪してもいいから。
チョロ松くんの言うこと、なんでもきくから。
だから、嫌わないで……!!
「チョロ松くん……!!」
叫んだその瞬間。
自分の声で、目が覚めた。