第2章 訓練兵
エレン「!」
キラキラと目を輝かせ始めたエレン。
マーレ「・・・エレン、両親は?」
エレン「母さんはパン渡した。父さんは行方不明なんだ。」
マーレ「・・・。」
ユリア「じゃ、皆で行く?ご飯。というか、作ってあるんだけど・・。」
マーレ「お前の弁当かよ。」
ユリア「いいじゃんか。今日は壁の上で静かに寝る予定なんだもん。」
ミカサ「・・・食料、少ない。のに、私達もらって、平気?」
ユリア「んぁ?へーきへーき。その気になればいくらでも狩れるし。」
ユリア達は人の少ない水辺に歩いてきた。
ユリア「はい、どーぞ。」
スッと開かれたバケットに入っていたのは、サンドイッチだ。
エレン「わぁ・・・!」
ユリア「っていっても、パンに野菜とか肉挟んだだけだけどー。果物ならあるよん。」
「「「いただきます!」」」
マーレ「・・・元気だな。」
ユリア「やっぱ子供はこうじゃなくっちゃねー♪」
ユリアの用意したサンドイッチをペロリとたいらげた3人。
お腹がいっぱいになって安心したのか、エレンとアルミンはユリアとマーレに身体を預けて寝始めた。
ユリア「・・・貴女は寝ないの?えーと、ミカサちゃん。」
ミカサ「別に構わない。」
ユリア「ミカサちゃん、もっと緩くていいよ?そんなに固くなくても・・・。」
ミカサ「これが普通。」
ユリア「普通と言われたら何も返せないなぁ。・・・まぁ、そんなに警戒しなくたって食べたりしないよ。」
ミカサ「!」
ユリア「どういう経緯で親をなくしたとかは分かんないけど、ずっとそうだと疲れちゃうよ?」
ミカサ「貴女に関係ない。」
ユリア「御尤も。でも大人げなく言わせてもらうね。貴女がエレン君を庇うほど、エレン君にはよくない。彼自身がいろいろ学ぶべき。貴女を通して世界を見るようでは、貴方も彼もこんな世の中生きていけない。」
ミカサ「・・・私が、エレンを護る。」
ユリア「だからそれじゃダメだって言ってんの。」