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短編集

第4章 影山飛雄生誕祭2015


飛雄と彼氏彼女の関係になってから初めての彼の誕生日。
う~ん、とはいえ、恋人同士って何すればいいの?!そういう知識の全くない私は、色々、調べてはみる、ものの・・・。
『らしくないよね~。うん』
そう・・・私らしくない・・・。頭の中の割合が100%バレーで埋まっているであろう飛雄に恋人らしい誕生日なんて有り得ない。
『まあ・・・いつも通り・・・ってのも・・・アレだし・・・う~ん』
サプライズ的・・・な?多少、不安が残るけど、その手でいくか!


飛雄の誕生日当日。私は、極力、飛雄を避けて行動した。
「?」
『(ゴメン、トビオちゃん)』
罪悪感があるものの、なんとか、やり過ごし、放課後、体育館。
「あれ?王様、に避けられてない?」
「・・・・・」
「影山、に何かしたのか?」
「したなら、謝った方がいいと思うよ?」
月島から始まり、日向、山口が飛雄に声を掛ける。が、本人は全く心当たりがない。
「・・・・・(俺、何かしたか?)」
考え込む飛雄。
「あははっ・・・そりゃ、無いわ」
「?スガさん、何か知ってんスか?」
「まあ・・・ねっ☆」
「?」
練習が終わり、飛雄だけ、1人遅れて部室に入る・・・と!
「(全員)影山、誕生日おめでと~う!」
パンパンッ!クラッカーが鳴らされる。
「?!」
驚く飛雄。
「いやー、こーゆーことだったんスね」
「そっ!の提案でね」
「影山に内緒で誕生日祝いをしようって話になってさ」
「えっ?!じゃあ・・・」
日向が私の方を見てくる。
『そっ、私がトビオちゃんを避けてたのはこのため』
「なんだ。ケンカじゃなかったの」
「えっ?!ツッキー、悔しい?」
「なわけないデショ?」
月島はずり落ちてもいないメガネのブリッジを上げる。
「・・・・・」
『あっ・・・の、トビオちゃん?』
私は一言も発しない飛雄が心配になって近付く。
「ボゲェ!」
『!!』
ぎゅっ、私は飛雄に抱き締められた。
「・・・一瞬、不安になっただろ?!」
『あははっ・・・ゴメン、トビオちゃん』
想像はしてたんだけどね。
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