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My important place【D.Gray-man】

第45章 10/31Halloween(番外編)



「でも確かに、そのセーターは少し短過ぎる気が…」

「これ?大丈夫だよアレン」



心配そうに、目線を逸らしつつアレンが注意してくる雪のワンピース丈は、太腿の付け根ぎりぎりのもの。
ミランダのようにタイツを履いていない雪の生脚では、アレンの目には色々と眩しく映る。
リナリーのように常日頃から足を晒していれば慣れもするが、雪が肌を際どい所まで見せることなんて稀。

しかしそんなアレンの心配を余所に、雪は笑顔でニットワンピースの端を掴んだ。



「下にちゃんと履いてるからね」



ぺらり。

ワンピースを捲ってみせれば、下に現れたのはセーターと同じグレーのニットの短パン。
ワンピースで隠れてしまう程の短いそれは、雪の足の付け根を晒していた。



「あ。いや。あの。そういう問題じゃ…っ」

「え?そういう問題じゃないの?」



白い雪の生の太股を前に、ちらりと遠慮がちに目を向けたアレンが困り顔で反応を示す。

下着が見えそうで心配してくれていたのではないのか。
そうきょとんと返す雪に対し、顔を片手で覆いながら指の隙間から覗いたアレンの銀灰色の瞳。



「!」



その目が捉えたのは、雪の足の付け根に咲いた小さな赤い花弁跡。



「ハイ下げて!」

「わっ」



瞬間、アレンは強制的に雪のワンピースを下まで引き下ろした。
見てはいけないものを見てしまったようだ。



「絶対にそれ、外でやったら駄目ですからね!」

「う、うん?ごめん」



はぁあー、と深い溜息を零しながら、アレンは赤い顔を隠すように顔を逸らした。
見てしまったものは仕方ない。
が、問題はその相手。

雪のことではなく。



(神田のあっちの事情とか知りたくない…!)



彼女の恋仲である男のことである。

季節は冬。
雪の足の付け根に跡を残した張本人は、其処らの虫などではないだろう。

何故毛嫌いしている野郎の事情など、垣間見なければならないのか。
想像なんてしたくもないし気持ち悪い。

頭の中に浮かんだ長髪美形の彼を追い払うように、アレンは首を振り被った。

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