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My important place【D.Gray-man】

第45章 10/31Halloween(番外編)



ベタベタと遠慮なく撫でてくる手も、じろじろと興味本位で見下ろしてくる目も。
一部の隙もなく注目されていることが、落ち着かない。



「なんだなんだ?」

「室長の薬で獣化した奴まで出たんだってよ」

「まじか…!」

「獣化って…室長、どんな薬の配分したらそんな効果作り出せるんだ…」



好奇の目はエクソシスト組からだけでなく、食堂に集まっていた他団員達からも向けられた。
特に科学班は、薬の効力について興味があるらしい。
彼らの研究物を見るような目に薄ら寒いものを感じながら、雪は耳を塞ぐようにぺたりと頭に張り付けた。

科学班の注目の的になるなんて願い下げだ。
今すぐ此処から逃げ出したい。



「な、なぁ…それくらいに───」



怯え縮まる雪に、見兼ねたラビが声を掛けた時。



「やっと見つけましたわよ、室長!手間を取らせて…ッ」

「はぁ…ハイハイ。もう戻るから、そう怒鳴らないでよフェイくーん」



渦中の人物の名を呼ぶ声を拾い、ぴたりとその場にいた全員の動きが止まった。

無言で一斉に目を向けた先。
食堂の大きな開放型扉の向こう側。

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