第6章 想い合い
月島side
それから少しして、山口の会社の近くの駐車場に車を止めてから、山口からなにか連絡がきていないか、念のためLINEを確認していると、意外な人から連絡がきていた。
【俺の家まで、迎えに来てやれ。ふたりでな。】
送り主は、菅原さんだ。
まるでなにもかも知っているかのような一文に、僕は唾を飲み込んだ。
【わかりました。…ありがとうございます。】
それだけ返して、再びエンジンをかける。
「……忠から連絡あったの?」
僕が携帯を見た後すぐにエンジンを再びかけたからだろう。
詳細は違っていたけど、こういう察しはきくから、彼女にはつい昔から甘えがちだったことを思い出しつつ、僕はほんの一瞬だけ、彼女の手を握ってすぐに手をハンドルへと戻した。