白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第21章 ★青色の決戦★
火神の脳裏には前回桐皇にダブルスコアで敗退したあの日の試合で悔しさで涙を流す仲間の姿が映った。そして、涙を我慢しようと必死にこらえ拳を強く握りしめる零蘭の姿
火神『(嫌なんだよ、泣いてる仲間を見るのは!零蘭のあんな顔なんて見たくねぇんだ!!アイツのためにもオレは勝つ!!)』
はっと気づいた火神の目にはボールを持った青峰が自身の横を抜き去った直後だった
『『『『火神ー!!!!』』』』
『お願い大我っ!!』
ヂッ!!!
火神の後ろからのスティールがボールを弾き、それはそのまま外に出された。
『嘘....大我、貴方ゾーンに入ったの?』
火神の瞳には確かに同じ色の閃光が灯っていた。それを見た青峰は歓喜の表情を浮かべた
青峰『....前言撤回するぜ火神、最高だなお前!!』
そこからはもはや二人だけの戦いになった。赤と青の閃光が混じり合い、互いに物凄い速さでコートを駆け巡っていく。他の選手が入る隙もない程、縦横無尽の激しい攻防が続いた
一分近く点が入らない状況の中、青峰の顔には昔のような楽しげな表情が浮かんでいた
桃井『青峰君....楽しそう』
だがそんな攻防も突然終わりを告げた。青峰が火神に抜かれ点を決められたのだ。更に青峰が火神を抜けなくなった。ゾーンのタイムリミットが来ていたのだ。火神がボールを弾き、点を入れ試合終了30秒前で一点差まで追い付いた
しかし、桐皇は諦めず自分達のエースに託す。そして青峰は囲まれているなかでも、ゴール裏という思いがけない場所からのシュートを決める。
『(すごい、大輝。あんなところからも入れられるなんて)』
日向『(くそっ、化物め!!)』
青峰『負けるかよ!勝負ってのは勝たなきゃなんも面白くねーんだよ』
?『うわぁー決めたぁ!桐皇止めの一撃!この三点差はキツすぎる!!』
負けじと日向はオーバーフローと不可侵のシュートで決めようとするも、黒子の限界により使えなくなっていた。火神にパスするも決めようとしたところで青峰に阻まれようとしていた、そこに
黒子『火神君!!』
自らの名を呼ぶ黒子の声に反応した火神は、近くの木吉にパス。そして若松のファウルによりバスケットカウントをとることに成功した