第23章 紅桜篇:高杉再来の報せ
近藤さんの制止でトシは刀を収め、話を続けた
「攘夷浪士の中で最も過激で危険な男、高杉晋助があの鬼兵隊を復活させたらしい」
「鬼兵隊?攘夷戦争の時高杉が率いていた義勇軍のことか?」
「あぁ。文字通り鬼のように強かったって話だがな」
「だが今更そんなもんを作って何をするつもりだ?」
「おそらく強力な武装集団を作り、クーデターを起こすのがやつの狙い。近藤さん、アイツは危険だ。それからこのことはアイツには伏せといてくれ。高杉に会ってからどうも様子がおかしい。奴とは何かあったに違いねェ。だからなるべくアイツに高杉の情報を流さねぇでくれ」
「わかった。トシ、奴らの情報を集めるのに全力を尽くしてくれ」
「了解だ」
三人の話を遮るようにザキが反対側の廊下を走ってきた
「た、大変です!また辻斬りが出たそうです‼︎」
ザキに続いて三人は現場に向かった