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レッテル 2

第5章 悪魔の微笑み



翌日。

AM10:16

授業中、あたしはボーッと窓の外を眺めていた。
遠くの方で飛行機が飛んでいる、なんて事はどうでもいい。
ただ、彼のことを考えていた。
あと、高嶋のことも。
昨日は彼の温かさで眠ってしまったけど、不安という悪魔はあたしの心にまだ住みついている。

「はぁ……。」

吐かれる溜め息。

溜め息と共にこの不安も出ていけば良いのに。

そう思いながら、グランドへ目を向けた。


ゴオォォオオ―――

なんだか、遠くからバイクの音が聞こえてくる。

――そういや、この前の集会アイツのせいで台無しだったな。

そんなことを考えながらその音を聞いていた。

ヴォンヴォンヴォォン―――

どんどん近くなる音。
こちらへ向かってきているような気がする。

まさかね。

そう笑いながら、校門に目を向けた。


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