第2章 縺れた(もつれた)、視界の奥
わたしが、山を見つめたとき
海辺から、近くの木々を見つめたとき
太いとは、とてもじゃ言えない
あの木々たちを みた
どこに 強い根っこがあるというのか
木々が、多くの木々たちが伐られている
剥(む)き出しの地面が、
その山肌が、ヒリヒリと痛んでいる
土砂崩れが、おきてもいいのか
恐らくは、水を止めることはできない
植樹(しょくじゅ)にする
あの、苗のなんて、細いのか
昔、溢れていたという あの太い木々たちは
もう、とうの昔に
家などに、なったのか
それは、わからない
だが、これだけ は 言える
私達のいる『家』がなければ
それぞれの生まれる場所がなければ
我々は、いま ここにはいないのだ
なんだかんだ、言って
大自然の大先輩方のおかげ
私たちの、
今は、もう見えない
ひいおじいちゃんとひいおばあちゃんに
『ほんとうに、どうも ありがとう』
そう、たまには、
心の手をあわせてもいいだろう。
なんだかんだ、言って
生まれてこれたの、だから
あなたと出逢えたのだから
これを、嬉しいと
言わないでは、ばちがあたる