第42章 影の薄さ
赤司
「天帝の眼を超えた?みくびってもらっては困るな、抜かせたんだ。わざとギリギリかわせる速さにゆるめて。流星のダンクはその見た目と破壊力とはうらはらに極めて繊細だ
跳ぶ時の位置・高さ・角度、跳んだ後の体勢ボールコントロール全てが噛み合わなけれな成功しない
時に跳ぶ位置…ゴールとの距離は成功率に大きくかかわる。ボールとリングの大きさを考えると通せる角度は針の穴ほど、一歩分遠くなるだけでもたちまちその穴はとじる
ならば僕はその一歩、一歩分お前をズラすだけでいい」
小金井
「ドライブが…ふくらんだ?」
相田
「そうよ…火神くんはカットをかわす速さを出すために一歩目のふみこみが大きくなった。その分ドライブが外にふくらんで、ほんのわずかにゴールまでの距離が遠くなっていたのよ」
山崎
「けどそっから跳ぶまでにさらに何歩かあるだろ?そこで調節できねーのかよ?」
花宮
「できるわけねーだろ、ただのジャンパーやレイアップならともかく助走の速さを最大限跳躍の高さに変換しようとすれば歩幅を変える余力なんてねぇよ」
アレックス
「(しかも流星のダンクはDFとある程度距離がないと使えない。5番と8番のヘルプが遅れた絶好の状況、それすら罠…!!)」
今吉
「(ゾーンの火神止めるためにどんだけ派手な仕掛けうつかと思えば…最初の一手で詰ますとか人間業しゃうで)
心底思い知ったわ、仮に他の人間が天帝の眼を持ってもこうは使えん。赤司は天帝の眼を持つから無敵なんちゃう、赤司が天帝の眼を持つから無敵なんや」
彼の対応の仕方に誠凛は言葉を失い、洛山の反撃を止めようとしていた。しかし火神の様子を見る限り彼は雑念がでてきており、ゾーンが危うくなっていた
また、赤司は葉山をスクリーンに使って伊月を抜き、ヘルプに出てきた火神を前にした赤司を見た紫原は「…へー」と声を出した