第28章 緑と青と2,3回戦
岡村
「アイツ前も女子からなんか手紙もらってなかったか?」
福井
「そーだな」
岡村
「ワシなんて話しかけられたこともろくすっぽないよ!?バスケ部はモテるってうそだったんかぁー!?」
「(それ動機!?)」
驚いている他の選手を他所に岡村は嘆いて膝を地面につけた。そんな彼を宥めようとしているのか、「…そんなことねぇって、気にすんなよ」と福井はポン…と彼の肩に手を置いた
福井
「バスケをやってようがやってまいがお前はモテねぇよ。な?」
岡村
「ひどすぎる!!」
劉
「とりあえずそのモミアゲとアゴやめた方がいいアル」
岡村
「アゴ辞めるって何!?」
紫原
「それよりおかし買ってきていい?なくなっちゃった」
岡村
「(いじる気すらない!1年にいじられたくないけど)」
「もうやだよこのチーム、主将なめきってるよ…」と嘆く岡村の後ろから美人な黒髪の女性がやってきて「はいはい、ふざけるのもそこまでだ」と言いながらDVDディスクを見せ、「偵察班から誠凛の映像を受け取った。すぐにホテルに戻るぞ」と言った
彼女はどうやら監督のようで、そのことを聞いた全員がとても真剣な表情となった
その頃氷室とアレックスは会場の外に居り、特に問題なく話しているようだった
アレックス
「明日…タイガとやるんだろう?」
氷室
「ああ…そうなったね…タイガにはもう会った?」
アレックス
「ああもちろんだ。ついでに今アメリカで教え残したことを教えてる」
氷室
「へぇ…そうなんだ」
アレックス
「とは言えタイガにだけ肩入れしてるわけじゃないぜ。明日は両方応援して見るさ
なんたって愛弟子2人の試合だからな!勝っても負けてもいい試合になることを期待してるぜ!」
氷室
「…アレックス、いつまでも子供扱いするのはやめてくれないか?不愉快なんだ。子供のケンカとはわけが違うんだ。タイガはもう敵でしかないし、アレックスは親でもない
バスケットを教えてくれたことには感謝してる…けど、もう俺はキミより強い」
笑っていたアレックスとは反対に氷室は怒った表情をしていた。しかしそんな彼女も氷室の発言を聞いたあとは「…あ?」と怒り、重い空気が漂っていた